CIO ITガバナンス セミナー 開催報告

ご報告並びに御礼

2007年6月20日、日本教育会館にて、389名の参加者を得て、CIO ITガバナンス セミナーが開催されました。 参加者の皆様、賛助会員の皆様、後援を頂いた社団法人日本情報システム・ユーザー協会様、関係者の皆様、セミナーが成功裏に開催されましたのは、 ひとえに皆様のご支援の賜です。ここに深く感謝申し上げます。

ダウンロード資料

下記PDF資料は当日利用したスライド(一部公開用)であり、スピーカの許可を得て、本サイトに公開するものであります。

(1) 「基調講演資料」 社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 主席研究員 高橋 秀敏氏

 「基調講演資料(解説付き)」:基調講演をいただいたJUASの高橋様から、ご本人の解説付きの資料をいただきまし た。高橋様に深く感謝すると共に、ここに公開いたします。2007.07.28

(2) 「J-SOX対応とシステム監査の課題」 CISA、CIA、CISM 島田 裕次氏

(3) 「COBITを活用した全般統制へのアプローチ」  「COBIT4.0によるIT業務全体図」
  株式会社日立コンサルティング テクニカルディレクター 高浦 孝次氏

なお、上記資料の取り扱いにおいては、著作権にご配慮いただき、出展を明らか にした上で慎重に取り扱っていただくようお願い申し上げます。

お問い合わせ

お問い合わせは、メール から
  もしくは、
office-itgi の後にアットマークITGI.JPをつけたメールアドレスへお願い申し上げます。

以下は、開催のご案内資料となりますが、下記予定通り、カンファレンスが開催されたことをご報告いたします。

 

CIO ITガバナンス セミナー

事例に学ぶIT統制への取り組み

>> COBITはどう使えたのか、もしくは使えなかったのか? <<

日本の先進企業における米国SOX法への対応、並びに、日本におけるIT統制への取り組みに学ぶことにより、特にCIOの皆様にとって切っても切れない関係にあるIT統制に、どう COBIT を使うべきなのか、再確認していただきます。

開催概要

日 時 2007年6月20日 12:00開場
場 所 日本教育会館 3階 ホール 地図はこちら
参加費 会員:3,000円 非会員:10,000円 6月15日入金分まで
それ以降は、会員:5,000円 非会員:15,000円
主 催 日本ITガバナンス協会
後援 社団法人 日本情報システム・ユーザー協会

 

会員特典

会員価格は、ISACA会員、並びに、ITGI Japan 賛助会員企業の全社員の皆様に適用されます。
CISA/CISM保有者の皆様には、継続教育CPE証書(5単位)を発行いたします。

プログラム

時間 内 容 スピーカ、他
13:00~ ご挨拶 日本ITガバナンス協会
 会長 松尾 明
13:10~14:00 基調講演

CIOはIT統制にどう取り組んでいるか

 ~「したたかに、そして真剣に」という企業IT動向の調査結果を中心に ~
社団法人 日本情報システム・
 ユーザー協会
  主席研究員 高橋 秀敏氏
14:00~14:45 ソニーにおける内部統制システム(SOX404)への取り組みとIT部門の役割

「世界的に連結ベースで、SOX法プログラムの構築、特に全般統制を整備した過程 でどのような取り組みをしたのか、COBIT等をどのように活用したのか、全社的統制 をどのように構築したのか。苦労した点、IT部門の役割・課題など。」
ソニー株式会社CICR推進室
 Global IT担当部長
 根岸 秀忠氏
14:45~ 5分休憩  
14:50~15:35 J-SOX対応とシステム監査の課題~
COBITの視点から~

「金融商品取引法の制定に伴って、COBIT、特にCOBIT for SOXの知名度が 高まっている。COBIT for SOXは、米国でSOX対応に用いられているだけではな く、わが国でもJ-SOX対応で用いられているからである。J-SOX対応では、企業会 計審議会の実施基準に従ってIT統制を整備することになるが、実施基準の内容だ けでは、よく理解できない部分もある。そこで、COBIT for SOXやMETI「システ ム管理基準追補版」を参照しつつ、企業でIT統制を整備する際の実務上の課題を 検討することにする。ところで、J-SOXに対する社会の関心が高まると、J-SOX対応を行えばITガバナ ンスが確立され、J-SOXでのIT統制の評価を行えばシステム監査が行われている と考えられてしまうことが懸念される。COBITは、本来ITガバナンス確立のため のツールであり、システム監査は、ITガバナンスの確立・運用状況を点検・評価 するものであるという原点に立って、システム監査を考えていく。」
CISA、CIA、CISM
  島田 裕次氏
15:35~16:20 COBITを活用した全般統制へのアプローチ 株式会社日立コンサルティング
 テクニカルディレクター
 高浦 孝次氏
16:20~ 15分休憩 コーヒーブレーク
16:35~18:00 基調講演並びに各事例発表者によるパネルディスカッション モデレーター:
ガートナージャパン
 リサーチ バイス プレジデント
 松原 榮一氏
18:00~18:05 閉会の挨拶 日本ITガバナンス協会
 事務局長 梶本 政利

 

18:30 から引き続き、同じホールでISACA東京支部年次総会が開催されます。

予期せぬ事情によりプログラムは事前連絡なく変更になる可能性もございますので、予めご了承願います。

 

お申し込み方法

 お申し込みは終了いたしました。

 

スピーカー略歴

高橋 秀敏氏 : 社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 主席研究員

takahashi.jpg 東京海上火災保険(株)に入社し、システム部門において、大規模プロジェクトの企画・開発に携わる。システム開発・運用の専門グループ会社への出向経験も持つ。
2000年以降は、情報システム部門の専門職として、システムリスク管理、品質管理に従事する。その後、活動の範囲を広げ、IT企画部の専門次長以外に、ホールディングカンパニーの文書管理部、東京海上日動火災保険(株)の経営企画部、文書法務部、リスク管理部の各部署を兼務する。
2006年6月末で退職。2007年1月から、同社の特別任命参与として、日本経団連情報通信委員会の部会およびワーキンググループのメンバーとして活動中。
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の主席研究員 かつ、同協会の企業情報マネジメント研究会の部会長、調査部会の委員
JIPDECのITSMS(ITサービスマネジメントシステム)専門部会の委員
九州大学大学院システム情報科学研究院 「社会情報システム工学コース」 非常勤講師
株式会社 ジュリアーニ・コンプライアンス・ジャパン シニアアドバイザー
著書 : 「システムリスクに挑む」 (共著:社団法人金融財政事情研究会発行)

 

根岸 秀忠氏 : ソニー株式会社 CICR(Corporate Internal Control Review)プロジェクト推進室 Global IT担当部長、ISACA東京支部理事

negishi.jpg1974年 ソニー商事(現ソニーマーケティング(株))入社
1981年 ソニー株式会社コンピュータ部門
1983-1984年 米国販売物流システム構築プロジェクト
1986年 情報処理試験システム監査 取得
1987-1990年 シンガポール赴任 リージョンISマネージャー、情報子会社GM
1991年 CISA資格取得
1992年 ソニー(株)監査部システム監査担当マネージャー
1998年 情報システム部門プロジェクトマネージャー
2000-2003年 ソニーラテンアメリカ地区IS ダイレクター
2005年- 現職

この間、 ISACA東京支部 常務理事(Membership, CISA)、理事等歴任

 

島田 裕次氏 : CISA、CIA、CISM

shimada.jpg1979年東京ガス㈱入社、情報通信部、経理部等を経て、現在、東京ガス(株)監査部情報システム監査グループマネージャー。
ISACA東京支部PDC委員。2007年4月から中央大学理工学研究科客員教授(システム監査、情報セキュリティ)を兼務。 2007年度明治大学商学部特別招聘教授。情報処理技術者試験委員。日本セキュリティ・マネジメント学会監事。米国公認情報システム監査人(CISA)、米国公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、公認内部監査人(CIA)、経済産業省システム監査技術者。

著書:『内部統制Q&A』(共著)、日経BP社、『ISO 27001規格要求事項の解説とその実務』(共著)、『情報セキュリティ・個人情報保護のための内部監査の実務』(編著)日科技連出版社。『リスク図による情報セキュリティ監査の実践』(単著)、『内部監査機能』(共著)同文館出版。

 

 

高浦 孝次氏 : 株式会社日立コンサルティング テクニカルディレクター

takaura.jpg1982年大学卒業後、日立グループのIT関連企業、株式会社日立製作所を経て、2006年から現職。

IT統制、情報システム中期計画策定、EA、ITガバナンス等をテーマにコンサルティングサービスを提供している。

中小企業診断士、CISA、システム監査技術者、システムアナリスト
ISACA東京支部理事(調査研究担当)
著書「社長でもわかるIT」(共著)、「図解これならできるIT統制」(共著)

 

 

 

 

松原 榮一氏 : ガートナー ジャパン リサーチ バイス プレジデント

matsubara.jpgガートナー ジャパンにおいて、IT戦略策定、プロジェクトの評価、ITガバナンス、日本版SOX法、ITの財務管理、IT要員戦略、ITリスクの管理、内部統制といった情報システム部門のマネジメント領域を中心に、リサーチと提言を行っている。

ガートナー ジャパン入社以前は、日本航空の情報システム部門において、システム基盤の企画、システム開発、データセンターの運用、システム監査等に従事していた。情報システムコントロール協会 (ISACA) 東京支部の設立メンバーの1人である。
東京工業大学 大学院修士課程修了 (電子工学科)