2. 事業体の隅から隅まで網羅

COBIT 5 は、事業体全体の隅から隅まで網羅した観点から、情報とそれに関連する技術のガバナンスとマネジメントを取り扱う。

これはCOBIT 5が:

 ※ 事業体のITに関するガバナンスを、事業体のガバナンスに統合する。すなわちCOBIT 5によって提案されている、事業体のITのためのガバナンスシステムは、いかなるガバナンスシステムともシームレスに統合される。何故ならば、COBIT 5はガバナンスに関する最新の観点と整合をとっているからである。

 ※ その事業体の中の全ての機能とプロセスをカバーする;COBIT 5 は「IT機能」だけに焦点を当てているのではなく、情報とそれに関する技術を、その事業体の全員が資産として扱う必要のある他のいかなるものと同様の資産であるとして扱っているからである。

ガバナンスの仕組みにおけるキーとなる構成要素